「子どもがいるからFIREなんて無理…」
そう諦めかけていませんか? 頑張って働いても、教育費や住宅ローンが重くのしかかり、
「このまま定年まで走り続けるしかないのかな」と不安を感じる方も多いでしょう。
極端な節約で家族に我慢させるのは避けたいし、かといって将来のお金の不安は拭えない…
これが子育て世代のリアルな悩みですよね。
でも実は、現実的な戦略を立てれば、子持ち家庭でもFIREは十分に可能なんです。
この記事は、大企業で人事を経験し、自身も子育てをしながら現実解FIREを目指している私が、
「キャリアアップ」と「お金の設計」の両面から、再現性の高いロードマップを解説します。
この記事を読めば、あなたは「子どもの成長を犠牲にせず、家族全員が幸せになるFIRE」の具体的な道筋を知ることができます。人事視点の「攻めの戦略」で、10年後の自由な働き方を一緒に実現しましょう!
子持ち家庭でもFIREは可能なのか?その“現実解”を見つける
FIREという言葉が話題になって久しいですが、実際に達成している人の多くは「独身」「高年収」「支出が少ない」といったイメージが強いですよね。
子育て中の家庭にとっては、毎月の固定費も高く、時間の余裕も少ない。そんな中で「本当にFIREなんてできるの?」と思うのは当然のことです。
ただ、FIREの本質は「早期リタイア」ではなく、「自分で働くかどうかを選べる状態をつくること」です。つまり、家族がいても、収支のバランスを整え、キャリアと資産を戦略的に伸ばしていけば、十分に“現実的なFIRE”を目指すことができるのです。
そこで大切なのが、「理想論ではなく、実現可能なステップを積み重ねること」。
ここからは、子持ち家庭でも再現性高く実践できる「現実解FIRE戦略」のロードマップを紹介します。
子持ち家庭がFIREを目指すための「現実解FIRE戦略」ロードマップ
①【目標設定】FIREの全体設計
まずは、あなたの家庭の「ゴール」と「現在地」を明確にすることから始めましょう。
- 現状の年間支出を正確に把握する
家計簿やアプリで、手取り額ではなく「実際に使っている額」を詳細に把握します。
特に、子育て費用(習い事、学校関連)を切り分けておきましょう。 - FIRE後の「理想の生活費」を算出する
FIRE後に必要な「ストレスのない年間支出」を決めます。仕事関連の出費を差し引き、家族旅行や趣味など、「自由な時間に使いたいお金」を足し込んで具体化します。 - 必要なFIRE資金を計算する
年間支出 × 25倍 = 目標FIRE資金。ここがあなたの目指すべき山頂です。
(例)年間支出が500万円なら、1億2,500万円が必要です。 - 達成時期と「働き方」を決める
「子どもが高校を卒業する10年後」など、具体的な期限を設定します。
「FIRE後もパートで月10万円稼ぐ(サイドFIRE)」と決めれば、必要なFIRE資金は一気に減り、実現可能性が高まります。
②【守り】家計の最適化
子育て世代の家計最適化は、「投資効率の良い節約」から着手するのが鉄則です。
ただし、何でも削っていい訳ではなく、削ってはいけないものもあります。
子どもの教育、思い出(体験)、健康にかかる費用
※無理な切り詰めはモチベーションの低下に繋がるの要注意!
効果絶大な「三大固定費」を見直す
- 住居費
住宅ローン金利の見直し(借り換え)は、毎月のキャッシュフロー改善に直結します。 - 保険料
「貯蓄型」から「割安な掛け捨て型」への変更は、手元の資金を一気に増やします。
必要な保障を冷静に見極めましょう。 - 通信費・サブスク
格安SIMへの変更や、使っていないサブスクの解約など、
一度の手間で永続的に効果のある節約を徹底します。
③【攻め】キャリアアップ・副業
人事のプロとして、私はこの「攻め」のフェーズを最も重要視しています。FIREは「いかに早く資産を貯められるか」の勝負であり、収入アップは節約の何倍もの効果があるからです。
- 本業で市場価値を高める
- 今の会社での「昇進」と、いつでも転職できる「市場価値」の両方を意識します。
- 人事視点のスキル戦略 今後の市場で求められる「ITスキル」「マネジメント能力」「問題解決能力」といったポータブルスキルを意識的に磨きましょう。
- 子育ての制約を「高い生産性」や「タイムマネジメント能力」として、面談やアピールの場で活かす視点も重要です。
- 副業で収入の柱を増やす
- 副業については、以下のような“再現性の高い型”から始めるのがおすすめです。
- スキル販売(ライティング・デザイン・キャリア相談など)
- コンテンツ発信(ブログ・YouTube・SNSなど)
- 企業案件・広告収益
- 時間を切り売りする働き方から、「仕組みで収益を生む働き方」へシフトしていくことがポイントです。
- 副業については、以下のような“再現性の高い型”から始めるのがおすすめです。
④【増やす】投資・資産形成
FIREを実現するうえで、投資は欠かせない要素です。
家計の最適化と収入アップで生まれた種銭を、着実に増やしていきましょう。
ただし、投資は「一発逆転」ではなく「時間を味方につける仕組み」です。
税制優遇制度をフル活用
- 新NISA 成長投資枠とつみたて投資枠を使い、非課税で効率よく資産を育てます。これが子育て世代のFIRE達成の生命線です。
- iDeCo 所得控除による高い節税効果を見込めるため、老後資金の一部として積極的に活用を検討しましょう。
投資戦略の基本
- 子育て世代は長期投資が前提です。「全世界株式」など、広範囲に分散された低コストのインデックスファンドを淡々と積み立てるのが、最も再現性が高く確実な方法です。
- 個別株やFXなど、時間を多く費やす投資は、まずは避けましょう。時間をキャリアアップに使うほうが、リターンが大きいからです。
「人事FIREログ」が伝えたいこと「キャリア×お金の掛け算が最強の戦略」

私が「人事FIREログ」で最も伝えたいのは、キャリアと金融知識を掛け合わせることの圧倒的な強さです。
普通のFIREブログが教えるのは「お金の増やし方」だけかもしれません。しかし、子育て世代のあなたが最短で自由を手に入れるためには、「お金を稼ぐ力(キャリア)」と「お金を増やす力(投資)」の両輪が必要です。
- 守り(固定費削減)⇒攻め(キャリアアップ・副業) ⇒ 増やす(投資)
この流れを意識し、あなたの人的資本(稼ぐ力)を最大限に高める戦略こそが、子育て中でも家族全員が安心できる現実解FIRE戦略なのです。
あなたも現実解FIRE戦略で10年後の自由を手に入れましょう
FIREは特別な人だけができるものではありません。
必要なのは、“家族と自分の理想の暮らし”を諦めず、現実的なステップを積み重ねる覚悟だけです。
「子育ても、仕事も、自由も諦めたくない」
そう思うあなたこそ、現実解FIRE戦略の主役です。
10年後、あなたと家族が笑顔で過ごす未来のために、今日から小さな一歩を踏み出しましょう。

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